甘楽町白倉の麻場会(落合秀民代表)から、利用者の皆様で食べて下さいとさつまいも数種類をたくさんいただきました。
さつまいもを使った料理は数ありますが、皆様が大好きなふかし芋にして早速いただきました。
笑顔で「おいしいよ」と満足そうです。
冬に向かって日に日に寒くなっていきますが、秋の味覚を味わって寒い冬を健康に乗り切りたいものです。
麻場会の皆様、ごちそうさまでした。
R1.11.11
入居者様のリクエストでおやつに手作りピザを作りました。
前日にピザ生地を仕込み、1人分ずつ生地を丸く伸ばし、バジルを入れた手作りピザソースとチーズをトッピング!!
今回はチーズたっぷりのシンプルなピザにしました。
チーズがとろ~り溶けて美味しそうに焼き上がりましたよ。
焼きたてあつあつのピザに皆さん喜ばれていました。
「こんな美味しいの初めて食べたよ。ピザって言うんかい。」
「手間かかってるねぇ、美味しいよ」
「お店の方が美味しいけど、このピザも美味しいよ」
お代わりされた方もいらっしゃって好評でした!!
次は色々な具材を用意して皆さんと一緒にピザ作り楽しみたいですね。
これからも利用者様のリクエストを聞きながらおやつ作りをしていきたいと思います!!
2019.10.31
今回は、顧問弁護士の外岡先生に
「介護施設のリスクマネジメントについて ~事故予防、事後対応のポイント~」について講義いただきました。
実際に他施設で起きた介護事故(誤飲・転倒)や裁判の事例をもとに、
どうすれば事故を防ぐことができたのか
事故後の迅速な対応の重要さ
法令遵守(コンプライアンス)の大切さ
どうして訴訟にまで発展してしまったのか
日々の記録の大切さ
などを教えていただきました。
日常生活で介護を必要とされる方の生活には、誤嚥や転倒のリスクがあります。
しかし、24時間一人の方をずっとお守りすることは… 残念ながらできません。
そのような中でも、お一人お一人の状態の変化に気づき、ご家族・職員が情報を共有し協力し合い、事故を未然に防ぎ、支援していけるよう、努めてまいります。
ご家族の変化に気が付きましたら、職員にお声かけ下さい。
シルクからも、気が付いたことがありましたら、ご連絡・相談させていただきます。
大切なご家族の生活を、一緒に考え、支えていくことができればと思います。
ご協力よろしくお願いいたします。
2019.10.23
社会福祉法人かんら会の顧問弁護士は「介護・福祉系法律事務所おかげさま」の外岡潤先生です。
介護現場における平和的解決、「予防」策を大切にしてくださっています。
見学の前に、介護の仕事について説明させていただきました。
シルクには、
入所して生活する 特別養護老人ホーム
自宅から通う 通所介護(デイサービス)
介護職員が自宅に伺う 訪問介護(ホームヘルプサービス)
自宅から泊まりで利用する 短期入所生活介護(ショートステイ)
があります。
また、ぐんま認定介護福祉士であるシルク職員より、介護の仕事のやりがいについても、お話させていただきました。
説明の後、施設内を見学。
最後に質疑応答をさせていただきました。
皆さん真剣な表情で見学し、疑問に思ったことを、自分の言葉で質問してくださいました。
地域の中学生が、シルクを見学し、介護に興味をもってくれたことは、とても嬉しいことです。
核家族化が進み、お年寄りと過ごす機会の少ない子供達…
お年よりは、長年の経験や優しい気持ちを分けてくれます。
そして、年を重ねるということも…
ご自分の親も、ご自分もいつかはお年寄りになります。
今度は、ゆっくり来所してください。
介護の仕事の大切さ。魅力をお伝えいたします♪
2019.10.23
10月11日(金)「あなたはどう生き、どう逝きますか?」と題し、富岡地域医療企業団 企業長 佐藤尚文 先生に講演を行っていただきました。
日本の平均寿命は男性が81.25年、女性が87.32年。世界一の長寿国(WHOが2018年に発表した男女総合順位)となりましたが、WHOの世界幸福度ランキング※2019年で日本は58位です。
※ランキングは、「人口あたりのGDP」「困ったときに頼ることができる人がいるか」「健康な平均寿命」「人生の選択をする自由」「他者への寛容さ」「汚職のない社会」をポイント化したものを基に作成されています。
日本は、長く生きられるのに幸せではない…?!
ではどうしたら、幸せになれるのでしょうか?
幸せになれるヒントとして、
「どう生き、どう逝くか」を佐藤尚文 先生に教えていただきました。
「日本の平均寿命は1940年代に50歳を超えてから今日まで、急激な右肩上がりで推移しています。
長生きできる社会を目指し、バランスのとれた食事をし、医療技術を発展させてきた結果です。
しかし、元気で長生きをし、幸せな人生でなければ、どんなに長生きをしても意味がないのでは?
健康寿命を延ばし、穏やかに逝くことできたのなら…
それが幸せにつながるのではないでしょうか」
1位はイギリス、アジアでは6位が台湾、12位がシンガポールです。
※調査は「緩和ケアを受けられる環境」「人材育成」「ケアを受けるための費用」「ケアの質」「コミュニティとの関わり」など5領域について、世界80カ国を対象として行われています。
「75歳(後期高齢)になったら、いつ終わりが来ても、おかしくないと考え、死について考えてみましょう。死について考えることは、これからの人生を前向きに考えることにつながります。
人生において「生」「老」「病」「死」は避けて通れません。
避けられない事から逃げようとする事は辛いです。
向き合うしかないのではないでしょうか。
昔は80%の方が自宅で亡くなり、死は身近なものでした。
しかし今日本は、76%の方が医療機関、13%の方が自宅、9%の方が施設で亡くなっています。
身近な人の死を経験する機会がないのです。
「今の場所で穏やかに亡くなりたい」と希望する方は多いです。
自宅や施設では、生活の延長線上で穏やかに亡くなる事ができます。しかし、病院では、病人として亡くなります。
延命治療もその一つです。
「延命治療を希望しますか?」という質問に対し、延命治療を望まない方が大半です。しかし、いざ延命治療が必要になった時、本人が望んでいなかった延命治療を子が望み、実施されてしまうというケースは少なくありません。
子が、親の「死」を受け入れられないのです。
90代の親の最期を認められない60代の子供達…。
どうにかして 親の死を回避したい… 逃げたい…
管で栄養を補給し、手を縛られて、自由がなくなっても…
それでも生きている。そんな「生」は本人にとって、幸せなのでしょうか?」
Q.なぜ本人の希望しない延命治療がなされてしまうのか
Q.どうしたら本人の望む最後を迎えられるのか
それを叶えるのが「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)※」です。
※本人と家族が医療者や介護提供者などと一緒に、現在の病気だけでなく、意思決定能力が低下する場合に備えて、あらかじめ、終末期を含めた今後の医療や介護について話し合うことや、意思決定が出来なくなったときに備えて、本人に代わって意思決定をする人を決めておくプロセスを意味しています。
本人が自分の意思を伝えられなくなった時、本人の意思は無視されてしまいます。そうならない為に…
これからどのように生きたいか。どのような最終章にしたいか、望む最後を周囲(家族・主治医など)と共有しておくことが大切です。
抗う医療は辛いです。
「生」の先にある「死」と向き合う「諦めと覚悟(自分の現実を受け止めること)」ができた時に、苦痛は減ります。
「あなたはどう生き、どう逝きますか?」」
その中で「甘楽町」は、病院で亡くなる方が比較的少なく、老人ホームで亡くなる方が、ダントツに多いそうです。
シルクでは、本人が望む最期を迎えられるよう、ご家族と協力、相談しながらの終末期介護を提供しています。
もちろん。医療による治療を希望した場合、病院に入院治療することも可能です。
いつか迎える最期を、共に考え、共に過ごさせていただいています。
その過程で、本人の望む最期が分からなく、悩まれるご家族もいらっしゃいます。
佐藤先生の興味深く分かりやすいお話を伺い、一人一人異なる「人生観・死生観」を知り、本人の意思を尊重した最期を共に迎える事の大切さを、シルク職員一同胸に刻ませていただきました。
「尊厳と自立を守る~人として人のために~(法人基本理念)」
シルク職員が、一番大切にしていることです。
毎年開催させていただいている 社会福祉法人かんら会(シルク)地域貢献事業講演会。今回は268名の方にご参加いただきました。
お忙しい中、また台風19号が心配される中お越しいただき、ありがとうございました。
講演会にお越しくださり、シルクでご家族をお看取りされた方からお手紙をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
「講演会で佐藤先生から「自宅と施設で亡くなる方が30%を占めていて、それは穏やかな最期を迎えられた方が多いということです」と言って下さったことで、自分が抱えていた胸のつかえが取れた気がしました。「自宅で最期」は望ましいことですが、父をシルクで看取り、満足はしていましたが…。佐藤先生によって「大丈夫ですよ!」と、おっしゃっていただいたようで、本当に安心しました。(一部抜粋)」
大切なご家族の最期…。なかなか決められませんよね。
看取った後でも「本当にこれで良かったのか…もっと何かできたのではないか…」本人のためにできる限り頑張った結果でも、家族は考えてしまいます。
ご自分のために、そして大切な家族のために…
最期の迎え方を考え、話し合ってみませんか?
2019.10.11
88歳の方と100歳以上の方を慶祝訪問されました。
シルク(白倉)では、88歳の方が9名、100歳の方が1名、112歳の方が1名
おばた(善慶寺)では、100歳の方が1名
お祝いを受けられました。
100歳の方には、内閣総理大臣と群馬県知事からの慶祝状も贈られました。
100歳おめでとうございます。
100年前の1919年(大正8年)頃の日本は、第一次世界大戦の終結に関するパリ講和会議開催され、皇太子裕仁親王と久迩宮良子との婚約発表、国産初の電気機関車(ED40形)完成、自動車取締令公布(最高時速24km)、カルピスやキューピー、三菱銀行が設立された年です。
流行歌は『東京節/靴が鳴る 』だそうです。
子供さん、お孫さん、曾孫さんが集まり、盛大にお祝いできました。
「酒は百薬の長」
90歳過ぎまで少量の晩酌が楽しみだったそうです。
人生100年の節目に立ち会わせていただける奇跡にただただ感動です。
88歳おめでとうございます。
88年前の1931年(昭和6年)頃の日本は、満州事変が勃発し、東京飛行場(現 羽田空港)が開港、上越線・清水トンネルが完成した年です。
流行歌は『丘を越えて/酒は涙か溜息か/こいのぼり』だそうです。
日本の歴史の中で、激動の時を過ごし、今日の日本を築いてくださった皆様。本当にありがとうございます。
我々が平和な時を過ごせているのもみな、皆様のおかげです。
そして今日、シルクで共に長寿を祝うことができ、シルク職員一同嬉しく思っています。
皆様のこれからの日々が、穏やかで幸せな時となりますよう、職員一同お手伝いさせていただきます。
群馬県最高齢の 山田けさ様(112歳)を慶祝訪問されました。
ご家族やシルク職員、報道関係の方等多くの方が集まり、驚いた表情のけさ様に群馬県知事から、お祝いの品が贈られました。
「こんなにたくさんありがとうございます。」
と話し、感激した様子のけさ様に
群馬県知事も
「本当にお元気ですね」
と、驚かれた様子でした。
群馬県知事と、昔の生活の話、好きな事等、たくさんお話されました。
NHK前橋・ぐんまTV・朝日新聞・読売新聞・上毛新聞・かんら広報が取材に見えました。
記者からの質問にも、しっかりと応えていらっしゃいました。
シルクの管理栄養士が作った手作りケーキを、ご家族と「おいしい」と召し上がりました。
何でも食べるのが健康の秘訣だそうです♪
ご家族揃って記念撮影。
けさ様、ご家族様おめでとうございます。
山田家の絆が感じられる、温かい慶祝訪問となりました。
今年は、利用者さんやそのご家族など、約250人の方が参加してくださいました。
甘楽町のイメージキャラクター かんらちゃん
出し物として、みゆきフラさん、歌手の中野新太郎さんにもお越しいただき、賑やかな納涼祭でした。
来所くださった皆様ありがとうございました。
来年の納涼祭も8月第一日曜日を予定しています。
来所お待ちしています。
甘楽町のボランティア連絡協議会さん、吉井高校・富岡実業高校・群馬社会福祉専門学校の学生さん他、ボランティアにご協力いただきありがとうございました。
中野新太郎さん
甘楽町出身の歌手
皆さんに大人気★
アンコールやサイン、握手にも応じてくださり、皆さん大喜びでした。
みゆきフラさん
フラダンス
小さい子供さんのかわいらしい踊りから、大人の優雅な踊りまで、魅せてくれました。
素敵なフラに誘われ、かんらちゃんも 一緒に踊っちゃった♪ゝ(▽`*ゝ)(ノ*´▽)ノ♪
シルク職員
ソーラン節
一生懸命に練習したソーラン節…
どうでしたか?
シルク職員の元気が伝わりましたか?
2019.8.4
令和元年6月28日(金)
シルク・おばたでは、管理栄養士さんを中心に、手打ちうどんを作りました。
皆さん、昔取った杵柄とばかりに、慣れた手つきで一所懸命こねてのばして、うどん機械でクルクルクル。
こんなにおいしそうな手打ちうどんを、おやつにいただきました!
入居者様のご家族様が持って来てくださったしいたけでよーく出汁を取り、ご近所の方にいただいたたまねぎやおばた菜園でできたナスなどもたっぷり入った、具沢山うどんができました。
うーん!おいしい!!
認知症の方は時に、周囲の人に理解しがたい行動や言動をすることがあります。
それはどうしてでしょうか?
介護の勉強をすると、その理由や、対処法を知ることができます。
しかし、本当に認知症を理解することができているのか…
認知症の方の症状は一人一人異なり、時には難しく、お互い苦慮してしまう場面が多々あります。
それはなぜか…
介護者が認知症の方の状況をきちんと理解できていない。
その方の状況や気持ちを体験したことがない「共感のずれ」が原因のようです。
「共感のずれ」により起こる介護者の不適切な対応が、認知症の方をますます混乱させ、問題行動に発展させています。
今回は、認知症の方との「共感のずれ」を修復するため、認知症を疑似体験する研修を行いました。
今回の研修では、㈱シルバーウッドさんに来所いただき、2日に分け、合計100人が研修に参加しました。
『他人事でみていたことも“一人称”で体験すると違って見える』VR認知症プロジェクトです。
ゴーグル(HMD)とヘッドフォンを着用し、いざ、認知症の方が実際に体験した仮想空間へ。
認知症の方が見ている、感じている世界が360度上下左右リアルに見渡せます。
それぞれのプログラムの後、自分がどんな気持ちだったか、どうしてもらえたら嬉しかったのかを話し合います。
気が付いたそこは、ビルの屋上の端だった。
人の声がし振り返ると、男の人と女の人が、「大丈夫ですよ、足を前に出してください」
と声をかけてくる。
認知症により、空間認識機能が低下した方が経験した、デイサービスの送迎車から降りるときに体験した場面です。
ビルの屋上の端に立っていて、外に向かって足を踏み出せますか?
電車に乗っていて、うっかり居眠りをしてしまい、自分がどこにいるのか、どこへ行こうとしていたのかがわからなくなってしまった。
認知症初期の物忘れによる、見当識(時間や季節がわからなくなる、今いる場所がわからなくなる、人がわからなくなるといった症状)により、困り果ててしまう体験です。
あなたならどうしますか?
どう、声をかけてもらえたら嬉しいですか?
知り合いの家の集まりに行ったら、あちこちに人が見える。急に消えたり、ただそこにいたり…幽霊?!
そのうちウジののっているケーキが出され、風がないのにカーテンが揺らめき、小さな虫が無数に飛び回る…等
他の人は気にしていないみたいだけど…
レビー小体型認知症の幻視(あるはずのない物が見えてしまう)の方が実際に見た幻視です。
この状況で、冷静な気持ちでいられますか?
周りの人に、どうしてもらいたいですか?
今回の研修で、認知症を知識だけで理解せず、その方一人一人の状況や気持ちに共感し、寄り添い、どうしたらその方のためになるのか…を想像することの大切さを実感しました。
認知機能の低下により、自分の考え、思いが現実世界と異なる部分があり、周囲の人の対応や声かけによっては、不安な思いをしてしまうことがあります。
その方の見ている物、感じている事、その思いを知り、理解・共感し、寄り添うことで、認知症があっても、穏やかな気持ちで生活していただけるのではないでしょうか。
今回の体験を生かし、その方一人一人に寄り添った、想像力あるケアを実践できるよう努力していきたいです。
2019.5.29
時代も令和に変わり、空前の10連休も終わりました。
そんなお祭り騒ぎを横目に、日々の何気ない生活を支えてくれる人が全国多数いることに尊敬と感謝の気持ちが尽きません。
そんな何気ない日常の一つではありますが、本日、ペパーミントの種を蒔きました。
昨年は収穫したペパーミントでミントティを飲んだり、チョコムースに飾って楽しんだりしました。
さて、今年は何を作ろうか・・・
ただ食べるだけではなく、育てたり、収穫することも楽しいですね。
2019.5.7
ご当地グルメの旅・・今日は群馬県!!
ということでおやつの時間に“みそぱん” を作りました。
手作りのパンにあまーい味噌を塗っていきます。
「みそパンのみそはじゃりじゃりしてるよね」「私大好き!!」
とお話しながらも手はしっかり動いています。
今回はいただき物の轟味噌で作りました!しょっぱさと甘さが相まってとっても美味しいです。
皆さんに食べていただくと「なつかしい」と昔話が繰り広げられていました。
馴れ親しんだ食べ物は思い出が詰まっていますね!
平成28年11月から始めたご当地グルメも残すところ13県となりました。今後も楽しみながら提供していきたいと思います。
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